
介護ウェーブをまきおこそう!大学習会に95人参加
医療生協さいたまでは、介護保険制度の改善や拡充を求める声をまきおこそうと「介護ウェーブ」の運動にとりくんでいます。
6月27日(金)に医療生協さいたまふれあい会館にて、介護ウェーブ大学習会を開催しました。林泰則氏(全日本民医連事務局次長)の講演では「今の介護保険制度がいかに歪んだものであるか、負担の増大が高齢者の生活困難の事態を招いている」など、さまざまな事例紹介を交え、分かりやすく説明していただきました。その後、介 護事業の利用者家族など11人によるリレートーク「介護現場からの怒りの報告」もおこなわれました。
参加者からは「県内の介護事業所にも協力を呼びかけたい」「ヘルパーや介護福祉士が働く条件を良くできるような介護報酬が必要」「介護保険制度改善を求める署名運動をひろげましょう」などの感想が寄せられました。
また「これ以上の制度改悪を絶対に許さないために、現場から声を上げ、様々な行動を起こすことによって、制度の抜本的な改善を求めていこう。」と具体的な行動提起があり、それを共に確認する場になりました。
介護ウェーブとは、介護崩壊とも言うべき危機的な事態に対して、「介護再生プラン」を打ち出し、介護保険制度改善、介護保障の拡充を求める運動を広く起こしていくものです。
全日本民医連の医療・介護制度再生プラン(案)はこちらから(PDF:5.18MB)
<運動の中身>
- 1:各事業所、共同組織で介護再生プランや介護問題の学習を行い理解を深めるとともに、改善請願署名の取組みを行っていきます。
- 2:「1000事例」集約運動を行い、利用者の実態を通して、介護保険制度の問題点・矛盾点をまとめるとともに、介護再生プランに基づき、現場の実態をふまえ、制度に対する具体的な要求を出し合い、事業所で取りまとめていきます。
- 3:地域の事業所へ働きかけや、職能他団体との懇談、地域での学習会やシンポジウムなどの企画検討・準備、また自治体への要請行動などを行っていきます。


