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お知らせ

「今こそ社会に目を向けて ~精神科医から伝えたいこと~」をテーマに、精神科医の香山リカ氏による学習講演会を開催しました

6月29日(土)、本部・ふれあい会館で、精神科医の香山リカ氏による「今こそ社会に目を向けて ~精神科医から伝えたいこと~」をテーマにした学習講演会を開催し、組合員・職員あわせて226人が参加しました。

講演の内容から

「歴史を振り返り、社会のありようを見つめて、〝お互いさま〟で助け合える社会をいっしょにつくっていきましょう!」

人間の心と身体にとって、最も有害なものは戦争。世界ではいまも戦争はなくなっていない。日本は「戦争をしない」と憲法でうたっているが、国から戦争を遠ざけることや、他国に「戦争をなくそう」という働きかけをしているだろうか。残念ながら、そうはなっていない。

震災は避けることが難しいが、戦争は人が意図的に行うことだから、止めることができるはず。

病気や障害で支えが必要となる可能性はだれにでもある。社会には「支えるしくみ」が必要。特に精神病を患う人に対する地域の理解は、まだまだ足りない。

医療従事者は、患者が生きるいまの時代や社会はどんな状態か、社会の誤解や偏見をどう解いていくのか、考えなくてはならない。安心して治療や療養、社会復帰ができるサポートが行われるように、一般の人に知らせ働きかける役割がある。

人間は、世の中が変化している渦中にあると正しい判断ができず、簡単に間違った方向に導かれてしまうことがある。医師にも、ナチス・ドイツによる障害者の大量虐殺(T4作戦)、日本の731部隊による中国人に対する細菌の人体実験を行った歴史がある。命を救うはずの、本来は善良な医師たちが、命を奪うことに加担してしまった。

良心的で優しい人はだれの言うことも聞き、だまされやすいということがあり、命にかかわる重大な間違いにつながりかねない。人間が、ゆがんだ考え方や間違った信念にコントロールされてしまうことは、簡単に起きやすい。だれにもそういう危険がある。それは、うまい儲け話や振り込み詐欺などでも同じ。

経済的にも日々の生活で精いっぱいの人が多い世の中。でも、どんなにつらい状況でも、自分と一見関係のなさそうなことや政治に目を向けることは視野を広げ、心のしなやかさを保つことにつながり、健康にもプラスになる。精神疾患の患者の回復がみられる多くのケースでは、それまでと違う話ができ、他人を思いやれるようになる。

追いつめられた状況でも、たとえば、冤罪事件で長期間にわたり収監されていた人が小さな窓から外をながめ、四季の移り変わりを川柳に詠んでいた。釈放後には、そうした心のしなやかさ・強さをもって自らの経験を語っていた。自分以外のことを考えられることは、心の健康につながる。

いまの政治をみていると、おかしいと思うことがたくさんあるはず。原爆被爆国として世界を平和に導くべき日本は、残念ながらその役割を果たせていない。最近は憲法を変えようという動きもある。格差や差別、間違った価値観があるが、安倍政権の支持率はあまり低くなく、「いまの政治がおかしいと思う自分は少数派?」と思うかもしれない。しっかりと社会に目を向けて、社会がどうなっているのか、冷静に判断していなかなければならない。

間違いなく、この国の主役は私たち。自信を持って自分を励まし、励まし合い、発信してほしい。しなやかな心で「お互いさま」と助け合える社会をいっしょにつくっていきましょう!

寄せられた感想から

医療者が反省すべきことを、歴史上の出来事を含めて話をされる姿勢に共感しました。互いを尊重し合う仲間づくりに発展させられる、勇気の出る講演でした。

いまの社会や政治の問題に少しでも目を向け、職場や家族と話し合う機会をつくりたいと思いました。

ドイツで障害者を殺害した医師の話で、集団心理や政治の動きが人の行動を支配する話は重たい。政治に関心を持つことの大切さを学ぶことができた。

病気になることはだれかのせいではない、だれにもあること、という話が心に響いた。安心して日々の生活を送ることができる社会のしくみをつくらなければならない。そのためには、政治や社会の動向に目を向けいかなければならないと思った。

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