
堀切さとみ監督作品『原発の町を追われて』の上映会を開催しました
3月2日(土)、本部・ふれあい会館において災害復興支援・原発ゼロ推進委員会主催で、映画『原発の町を追われて』を上映し、監督の堀切さとみさんと、福島県双葉町双葉町からの避難者である鵜沼(うぬま)久江さんからお話をうかがいました。参加者は、会場いっぱいの組合員・職員あわせて103人が集まり、この問題に対する関心の高さがうかがえました。
堀切さんは、さいたまスーパーアリーナで双葉町からの避難者のボランティアをしながらビデオ撮影するなかで、その方たちには「原発は許せない」という怒りだけでなく、故郷に対する強い思いがあることを知った、と言います。
鵜沼さんは、原発事故は自然災害とは違い、放射能は見えない、自宅がそこにあるのに入れない、それがいつまで続くのかわからず、生活の計画が立てられない、と述べました。また、「原発事故についての報道が足りない」と指摘したうえで、「埼玉県も、東海村原発があることを考えるべき」と述べました。
参加者からは、「原発事故から8年が経過したが、事故を風化させてはならない」「原発を再稼働させてはならないし、原発ゼロを訴えつづけていきたい」「マスコミが伝えることのない福島の現状を知ることができた」「避難者の気持ちを思うと胸が苦しくなった」などの感想が寄せられました。
今後も継続的に、原発問題に関する企画を開催して、みんなで考えていく場をつくっていきたいと考えています。