
3・1ビキニデー行動事前学習会を開催しました

2月2日(土)、本部・ふれあい会館において「3・1ビキニデー行動事前学習会」を開催しました。組合員と職員あわせて16人が参加しました。
まず、「被爆体験を次の世代に伝えよう」をテーマに、埼玉県原爆被害者協議会(しらさぎ会)副会長の木内恭子(ゆきこ)さんに体験を語っていただきました。木内さんは埼玉協同病院ができたときに看護師として就職し、10年間、手術室に勤務した経験を持っています。現在は、月・水・金曜日に、しらさぎ会の相談所で相談を受けています。
[木内さんのお話の概要]
1945年、9歳の木内さんは、広島の爆心地から1.6kmの地点で被爆。奇跡的に大きなケガなし。避難する途中に名前を呼ばれ、手を引いてくれる人がいて、その人についていって帰途に。その人が火傷を負った兄であることは、家に着くまでわからなかった。戦後は茨城県に移り、「被爆して、あの状況を見た自分は人の役に立つことのできる仕事をしよう」と考え、看護学校に進学、そして、就職。
[参加者の感想から]
「体験をお話しされる方が少なくなっていくなか、私たちが次世代として語り継いでいく必要性を再認識した」「核兵器はなくさなければならない理由は、まさに木内さんの経験にあると思った」「ビキニデーという言葉にピンとこない人も多くなっている。危機感を感じる」
木内さんの講演後、事務局から、ビキニデーの歴史と2019年ビキニデーの内容についてミニレクチャーを行いました。