
利根歯科診療所の中澤所長によるオーラルフレイルについての講演会を開催しました
11月15日(水)、利根保健生活協同組合・利根歯科診療所の中澤桂一郎所長(歯科医師)を招き、「健康寿命延伸のために歯科の果たす役割 ── 人は口からダメになる しかし人は口から再生する」をテーマに講演していただきました。
そのなかで中澤所長は、「口腔ケアが単なる口の掃除になっていないか。食べることが生きる基本であることを考えると、噛む力は生きる力である」「かかりつけ歯科医師がいる人の生存率は高い」「噛むことができれば、肥満を防止できる、胃腸の働きがよくなる、脳にもよい刺激が与えられる、言葉の発音がはっきりするなど、たくさんの効果がある」といった多くの治療例を写真を示しながら、解説しました。
講演の最後に、オーラルフレイル(口腔の虚弱状態)予防になる、いくつかの入手しやすいツールや、口腔の運動になるゲームも紹介されました。ゲームはグループごとにやりましたが、どこでも爆笑が巻き起きるほどの盛り上がりでした。
たいへんに参考なり、また、楽しむこともできた学習会になりました。学んだことは、今後、医療現場や組合員活動の現場で活かしていきます。
参加者は、歯科医師・歯科衛生士・看護師などの専門職をはじめとして、組合員・職員、あわせて98人でした。
なお、講演会のあと、医療生協さいたまの歯科事業所から、17演題の活動報告もありました。