
「若い君たちへ 伝えたい平和への想い repair peace - 繕え、平和を」をテーマに、アニメーション映画監督・高畑勲さんの講演会がありました。
6月18日(土)、医療生協さいたま本部・ふれあい会館において、「若い君たちへ 伝えたい平和への想い repair peace - 繕え、平和を」をテーマに、『火垂るの墓』『かぐや姫の物語』で知られるアニメーション映画監督・高畑勲さんの講演会が開かれました。当日は、定員200名のところ250名近い職員や組合員が集まり、関心の高さをうかがわせました。
高畑さんは、「若い人は何も考えていないことに後ろめたさを感じていない。もっと勉強してほしい」「選挙に行ってもどうせ変わらない、と言うが、そんなことはない」「大切なのは一票、若い人の一票がすごく大事」「いま、野党共闘の機運が高まっている。この機会を生かさない手はない」「兵士となった人々、戦場になった国の人々がどうなったかを知ってほしい。知ることで変わる」など、熱のこもった強いメッセージを発しました。
参加者からは、「日本人の美徳でもある“空気を読む”という文化の危険性について考えさせられた。個人個人がしっかりして、まわりに流されないようにしなければ」「80歳の高畑さんの“こんなに行く先を心配したことはない”という言葉には重みがあった」「憲法や社会についてあまり知らないことに気づいた。もっと学習しなくては、と思った」などの感想が寄せられました。
最後に、著書のサイン会も行われ、長蛇の列ができ、にこやかに応じる高畑さんの親しみやすい雰囲気が印象的でした。
