
利用者431人から聞き取り調査 これが後期高齢者医療制度の実態!!
1/3が制度の内容知らなかった
4月1日に施行された後期高齢者医療制度の実施後の影響を把握するため、6月7月の2カ月間で埼玉県民主医療機関連合会が、利用者431人を訪問するなどして聞き取り調査をおこないました。
3割近くが制度の内容を「知らない」「わからない」と答えました。また厚生労働省は保険料負担について「7割が軽減される」と発表していますが、この調査では保険料負担が「高くなった」人が43%います。
制度導入で、多くの高齢者が「困ったことがある」
26%の高齢者が制度導入で「困ったことがある」と答えています。「後期高齢者医療制度が始まると少ない収入からむりやりとられてしまうので、生活を切りつめるしかない」「わずかしかない年金から後期高齢者医療費と介護保険料を引かれ、生活していかれるか不安」「年金から1回7000円も引かれた。弱いものいじめだ」などの切実な声が聞かれました。
制度の廃止を求める運動に参加しましょう
高齢者の尊厳を傷つけ、経済的負担を強要し、差別医療を推しつける後期高齢者医療制度は決して「長寿」医療制度などとは呼べません。ただちに中止・撤回して、老人保健法にもどし、長寿を喜べる制度に充実させるべきです。医療生協さいたまでは廃止署名10万筆運動にとりくんでいます。署名用紙は医療生協さいたまの病院・診療所などの窓口にありますので、みなさんのご協力をお願いします。