
あらたな支援隊が松島海岸診療所へ~被災者の声を聞く地域訪問活動に参加
4月6日から、医療生協さいたまの支援隊(職員3人を1チームで)は、松島海岸診療所(宮城県松島町)に派遣先を移し、あらたな支援活動として、診療所周辺の地域の訪問活動に参加しています。地域訪問は、今後長期的な支援をおこなっていくための情報収集と、被災者の要望を行政に届けることが目的です。支援隊は出合った被災者のみなさんから、さまざまな「声」を聞き取りました。
- ・ 乾いたヘドロが舞い上がって、目や喉が痛いし、畳は水を吸って大人二人掛りでも持てないほど重い。人手がほしい。もう心身ともにもう限界だ。
- ・ 小学校が避難先だが、授業再開ということもあり、近々ここから立ち退かなければならなくなる。環境の変化によって、老人の体調が悪化することや、情報が入らなくなることが心配だ。
今後の生活への不安も多く聞かれました。
- ・ 物価が2倍以上に上がってしまい、経済的に買えない。物価を何とかして欲しい。
- ・ 農機具の被害状況の把握もしてほしい。
- ・ 電化製品や、車が全滅、会社も流されたので、収入がない、仕事がない。ハローワークに行列するも…。今後は、大きなお金の支援や雇用に関する支援をして欲しい。
健康面での心配も深刻です。
- ・ もっと暖かくなってくると衛生面の問題が心配だ。どういう病気が蔓延するか恐怖を感じる。
- ・ 3週間経って、ほっとした途端、熱を出す人たちが増えている。免疫力も下がっている。老人や子どもが心配だ。
- ・ 首から肩、腕にかけて痺れていて、膝を中心に足も痛く、風邪気味で、夜もすぐに目が覚めてしまう。話し相手もいなく、気も滅入ってしまっている。話を聞いてくれる人がほしい。
支援隊が強く感じたことは、被災者の声は「1軒1軒」違うということ、それぞれの声にそった支援が必要ということです。そしてその「声」に耳をかたむけることの大切さでした。
- ・ 行政は、いまだにこちらに来てくれない。こんな中、あなたたちは来てくれた。独り暮らしのお年寄りも多いので、一軒一軒徹底した訪問行動を行って、命を繋いでいくためのケアサポートをお願いしたい。せっかく震災を生き延びても、その後自宅で死ぬなんて、人としてあまりに悲しい事態です。
- ・ 疲れが慢性化し、緊張がとれない。皆、我慢している。本当に話し相手が必要です。男性も女性も涙を流す必要がある。是非、話し相手、心のケアをお願いしたい。皆、話したがっているんです。今日こうやって話を聞いてもらえることが、とても勇気になります。
支援隊も余震や津波警報の恐怖に耐えながらの活動ですが、「きっと復興できる」という確信につながる被災者の声もありました。
- ・ 私たちは、決して負けませんし、逃げません。ゆっくり、ゆっくり、でも確実に、一歩一歩前に進んでいきます。いや、進んでいかなくちゃならない。そのために、一緒にお願いしたい。
松島海岸診療所への支援隊は第7班まで、4月いっぱい予定しています。
