
つながる命~埼玉協同病院で避難者が出産
3月26日、元気な産声が埼玉協同病院分娩室に響きました。福島原子力発電所から5km圏内の大熊町で避難勧告を受け、親類を頼って埼玉県に避難したAさん(26歳)が無事出産したのです。地震後、身重なこともあり、すぐに避難しました。身をよせた埼玉県の親戚の近所にいる埼玉協同病院の元職員から、病院を紹介され、入院しました。「優しくしてもらえてとってもよかった」と医療生協にもすぐに加入しました。今後のことでは「両親も職を失い、家も修理しないと住めない状況。いつ元の場所に戻れるのか」など不安をかかえたままですが、「でもこの子には強く優しい子になってほしい。みんなに守ってもらった命、感謝の気持ちを忘れないで」と笑顔で話してくれました。
