
医療チーム支援隊を継続して派遣(現在、第5班を派遣中)
13日から派遣している医療支援隊は、第4班が3月18日~21日まで、そして現在第5班が22日から、引き続き、坂総合病院(宮城県塩釜市)で支援活動をおこなっています。今後、第7班までの支援隊を予定しています。
第5班からの報告では、
- ・支援が必要なひとが、なかなか自分から支援を願い出て来れない様子があった。こちらから声をかけて、ちらほらと希望者がでてくるような状況だった。積極的な声かけが重要。
- ・1週間以上たって、急性期の疾患ではなく、集団生活による感染症や、プライバシーのない環境によるストレス性やメンタル面の疾患が増えて来ているのではないか、という印象。
- ・津波による被害の光景を見ました。同じ世界・同じ国の風景と俄かには信じ難い光景でした。テレビで見るより壮絶で、語られるより無残で、想像よりも激しい破壊の痕跡が広がっていました。言葉になりませんでした。
そんな中でも、確かに復興の兆しが芽生えているのを、町のあちこちで感じました。公園で遊ぶ子どもや、家の汚泥を拭く親子、避難所につく蛍光灯などは、支援に来た側である、我々の心をかえって勇気付けてくれました。感動しました。
自然が成した絶望的な災いと、それに負けずに立ち直ろうとする人間の底力、そのどちらにも驚愕させられました。そして、遠くない未来、東北の地が目覚しい復興を遂げることを予感しました。この地で、自分に何ができるかわかりませんが、微力なりその復興に携わることができればと思います。
この貴重な機会を得られたことに感謝し、明日以降の支援活動に従事していきたいと思います。
