「けんこうと平和」2010年2月号掲載
企画/食養部会 調理/岡野範江(埼玉協同病院) 撮影/コサイ ワジュン
2008年度の『水産白書』によると、魚介類の消費量が肉類を下回ったそうです。数字の上では、日本人は「肉食になった」ということになります。調理・片づけの手間などが敬遠されたことが原因です。
しかし魚介類は良質なたんぱく質の宝庫で、魚の脂肪分はコレステロールを抑える不飽和脂肪酸なので、肉類よりもおすすめです。
生臭さがいやで魚が食べられないという人もいるかもしれません。これは、アルカリ性のトリメチルアミンという物質などによるもので、酸性の酢や梅干し、レモンなどを使うことによって中和されます。しかも酢には、魚の身を引き締める効果もあるので、料理の際の煮くずれなどを防ぐことができます。
今回は、下ごしらえがいらない切り身や、市販のすり身を使った献立を考えました。魚のおいしさを見直してみませんか。
(埼玉協同病院食養科・管理栄養士 丸山新人)
簡単で食べやすいいわしのさつま揚げ
1人分 約232kcal/塩分約1.3g
【材料】
- いわしのすり身…100g
- にんじん…10g
- ねぎ…10g
- いんげん…10g
- ごぼう10g
- ししとう…2本
- しょうが…1かけ
- みそ…小さじ1/2
- 片栗粉…小さじ1
- 塩…少々
- 揚げ油…適宜
【作り方】
- 1にんじんは千切り、ねぎはみじん切り、いんげんは斜めに薄く切る。ごぼうはたて半分にして斜め薄切りにし、水にさらしてあくを抜く。しょうがはおろす。
- 2いわしのすり身に、にんじん、いんげん、ねぎ、ごぼう、おろししょうが、みそ、片栗粉を混ぜ合わせる。
- 3小判形にまとめ、170度の油で揚げる。
- 4ししとうは破裂しないようにつまようじで穴をあけ、油で素揚げして、塩をふる。
ごはんにも合うぶりの洋風トマト煮
1人分 約291kcal/塩分約2g
【材料】
- ぶり…1切(60g)
- なす…30g
- たまねぎ…30g
- 塩…少々
- こしょう…少々
- トマトケチャップ…大さじ1/2
- 酒・しょうゆ…各大さじ1/2
- 小麦粉…適宜
- 油…小さじ2
【作り方】
- 1ぶりに塩、こしょうをふってしばらくおき、水気をペーパータオルなどでふく。たまねぎはみじん切りに、なすは食べやすい大きさに切っておく。
- 2フライパンに油小さじ1を熱し、ぶりに小麦粉を薄くまぶして入れ、両面に焼き色をつけて取り出す。
- 3あいたフライパンに油小さじ1を足し、たまねぎを入れて透き通るまで炒める。なすを加えて炒めたら、トマトケチャップ、酒、しょうゆ、水大さじ3を加える。煮立ったら②のぶりを入れて、味がなじむまで煮る。
